旧上之保村最高点

旧上之保村の最高点 700mちょっと 2016年12月7日(水) 地形図「下呂」


《旧上之保村の最高点について》

2015年10月黒岳に登った折、対面のここを目指したが林道が崩壊していて引き返した。その途中、巡視路で境界尾根に向かうこともできたが気力がなくなってしまった。

ちなみに、金山町菅田笹洞との境界付近の太平山(倉洞山、2等三角点笹洞701.2m)は上之保村の外になる。また、地理院地図でこの位置の標高は701mとなっている。


《津保川源流部》

関市・郡上市・下呂市の三叉点の4等三角点夷岩も見て、津保川源流部を一回りしたかった。しかし、ストリートビューで見ると小峠の西側には「地主の許可なく〜」の看板があり、敬遠した。

それで、点名夷岩はピストンにして戎岩林道から入ろうと思っていたが、現地で見ると林道の入り口に「民有地立入禁止」の大看板が立っていて、トラブル回避のため断念した。

左回りで周回するならば、小峠の看板は無視できても、戎岩林道で地元民に出会っては気まずい。
この辺り(上之保鳥屋市)は山旅人に冷たい。


地図【時間】

P 09:55
  ↓
25番鉄塔 10:15
  ↓
4等三角点上会津 10:55
  ↓
最高点 11:25〜11:40
  ↓
24番鉄塔 12:30
  ↓
P 12:55

《駐車地点まで》

小合峠・放生峠越え、何所から入ってもこの辺りは遠い。津保川に沿って来るのが一番のようだ。
上会津から奥山林道に入る。道幅は狭いが意外と走り易い。

そして、ふれあいの館、たくみの館の前を通過。バーベキュー広場があり、奥山キャンプ場は奥まっていて全容は見えない。次はデッカイ屋外ホール。
利用者があっても夏の一時期、維持管理費が大変だ。関市もお荷物をしょってしまったようだ。

そこから2.5kmで巡視路の入り口に着いた。幸いここには立入禁止の看板はなかった。

ふれあいの館、たくみの館 戎岩林道入口
ふれあいの館、たくみの館 戎岩林道入口と、あちこちにある看板


《登り》

25番の巡視路に入る。最初は左岸を行き、沢を渡って右岸の斜面を登って行く。谷頭部で沢を横切ると25番鉄塔。ここから尾根道になると、東西尾根には上之保村有林の境界標が続いている。

時々、道が怪しくなるがヤブもなく4等三角点上会津に出合った、か? 保護石しか見えずゴミをのけると頭を出した。

巡視路入口 4等三角点上会津
25番鉄塔への巡視路入口 4等三角点上会津

三角点の東の岩場からは最高点が望まれる。鞍部からいよいよ登りになると前方に岩場が見え、これはマズイと思っていると左方向に道があった。急な道だが山頂の北側を巻きながら登って行く。谷の手前で道はなくなり30mほどを直登すると山頂丘に立った。

最高点はヤブぽく、50mほど東のコブに行くと展望があり、ここで休憩とした。

最高点 鳥屋市の集落
最高点 鳥屋市の集落


《下山》

三角点まで戻り、境界尾根を行って24番鉄塔を目指す。

すぐに尾根の分岐が2ヶ所あるが左へ、左へ。所が下るばかりで全然境界尾根らしくなく不安になるころ、木の間越しに鉄塔が見え、一安心。鉄塔からは黒岳が望まれ、頭を雲に突っ込んだ御嶽も見えた。

黒岳 御嶽
黒岳 御嶽

迷ったが小峠行きをやめて、巡視路を下ることにした。鉄塔直下の谷を下る。こちらの巡視路は整備不良で谷を渡る所は不鮮明。それでも意外と早く林道に出合った。

アレッ!24番と25番の巡視路は別々だった。今朝、車を置く場所が24番の巡視路入口付近だったら、初っ端から迷ったかもしれない。


《その他》

最近は山名採取に興味がなくなってしまったが、右の写真のように見えるので、山名があるかもしれない。

(注:上会津で撮ったので山頂部は見えない。中切まで下れば山頂部も見えるだろう。)
最高点遠景


美濃一人山名録2016>旧上之保村の最高点