水晶山 687.6m 七宗町 2016年11月12日(土) 地形図「金山」 《ヌデ洞峠について》 七宗御留山境界絵図で桐洞村と小川村の間の峠として描かれている。位置は浄蓮寺峠と氏子峠の間。小川から菅田桐洞に通うには氏子峠を越すだろうが、室(ヒツ)洞から小川にはこの峠を越したように思われる。氏子峠よりも100m高い。 《氏子峠西方679m峰について》 水晶山に隠れて目立たないが、小川集落の東の端から見ると水晶山と並んで猫の耳のように見えるはずだ。なのに写真はない。七宗山のうち麻生本谷以北では熊の島、牧ヶ洞峠北の峰、水晶山に次いで4番目に高い峰。 |
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11月17日追加 小川から 左:水晶山 右:679m峰 |
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【時間】 林道入口 09:40 ↓ 水晶山 10:25 ↓ 境界標272 (七宗町・白川町・金山町の三叉点) 11:00 ↓ ヌデ洞峠 11:15 ↓ 679m峰 11:45〜12:00 ↓ 境界標272から国有林界 引返して 12:40〜12:45 ↓ 歩道から作業道出合 13:20 ↓ 林道入口 13:50 |
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《水晶山林道》 この林道の名称は分からないが取りあえず「水晶山林道」と呼ぶ。 水晶山林道の入り口付近から栃洞植林のための作業道が入っている。そしてここは室洞川・奥スケガ沢・栃洞の分水点だ。 山頂直下には以前なかった50MHzくらいの5エレ八木アンテナの水平スッタクが設置されているが、何だろう。ここからは679m峰が見え、遠くには御嶽も見える。 そして、電波塔の林立する山頂。三角点はNTTの裏手だが、萱がボウボウ。 |
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栃洞(若い植林地の左側も右側も歩いた) | 679m峰 |
《ヌデ洞峠》 林道のカーブの所に歩道入口の表示があり入山。国有林界(町境界)は尾根の西下5mの所を通っている。下りの道もあるようだが何所へ行くのやら。少し先で尾根道と合流し、順調に下って行くと左に歩道が2ヶ所、例の青のヒモ氏の登場となる。しかも新しい。 (注:4〜5m間隔で荷造り紐を付けるので「ヒモ氏」と呼んでいる。) 国有林界を過ぎても道は続き、「菅山」「菅田山」の看板もある。鞍部に着いたが室洞から作業道が上がって来ている。小川側には細い杣道があったが一向に下らないので引き返した。結局、峠の痕跡は確認できなかった。 |
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国有林境界標と菅田の標示板 | 峠の小川側の道? |
《679m峰へ》 明確な切り開きを登って行くと食害防止ネットがあり、それに沿って左折。植林後2〜30年は経っていて、一度間伐されている。山頂手前20mは灌木で歩き辛く、山頂はヤブの中。少し下って休憩した。 |
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食害防止ネット | 山頂 |
《下山》 下って行くと水晶山は遠くて結構高い。これはしんどいと国有林界を西進するが、所々抜けていて退散、次の歩道に入った。もちろんヒモ氏の痕跡多数。右下に作業道が見えるが室洞からのものだろう。 更に進むと十字路になった。登りは無視するが、眼下の支尾根に境界見出し標が見える。前進か下るか。下ればゴザナギ開拓地に行けるが、この歩道の先も気になる。 しかし、ヒモ氏は何れにも入っている。正にすごい。嫌味ではなくて、今はやりの言葉で言えば、「リスペクト」しちゃう。今後、敬意を込めて「ヒモ氏」と呼ぼう。 悩んだ末に西進、また下りの歩道。ここも直進したが、やっと気が付いた、この水平の歩道はきっと水晶山林道から分岐した作業道に出るのだと。 そして案の定、作業道に出た。こんなことならさっきの国有林界に下れば良かった。 すぐ上にガードレールが見え、直登して林道に乗った。後は林道歩き。 《後記》 ゴザナギ開拓地を見るために国有林界に下れば良かった。車での帰り道も葛屋に戻ったので、ゴザナギを通らなかった。何だか金山町菅田桐洞の開拓地には縁がないようだ。 でも、しょうもないヤブ山のコレクションが1つ増えた。 |
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