神坂峠から南沢山

富士見台 1739m 湯舟沢山 1620.3m 南沢山 1564m
コース地図
    中津川市 2016年7月19日(月) 地形図「中津川」「妻籠


《近頃》

先月21日にマダニに食いつかれ、その14日後に39度の熱が出て以来(カゼだったようだが)、ヤブが怖くなった。
でも体力が落ちるので道のある山なら良いだろうと湯舟沢山にした。
ところが想定外の、とんでもない山だった。


【時間】

神坂峠   07:05
  ↓
富士見台 07:45
  ↓
湯舟沢山 09:05
  ↓
南沢山   09:35
  ↓
湯舟沢山 10:10〜10:20
  ↓
富士見台 11:45〜12:00
  ↓
神坂峠   12:35

《神坂峠》

峠で左折してすぐの駐車場に車を置いた。先客が2台、1台は無人、1台(1人)は準備中。そこに1台入って来たので「あちらですか」と恵那山の方を指さすと写真を撮りに来たとのこと。


《富士見台へ》

車道を歩き萬岳荘から遊歩道に入ると、さっきの準備中の人が後ろに付いていた。時々霧が流れて視界をさえぎるがササの尾根が綺麗に見渡せる。盛りを過ぎたササユリは「残念でしたね。」と慰めてくれる。
尾根に乗ると恵那山が見えるが、富士見台はガスの中。

ここの国有林界の標石が赤く塗っていないのには驚いた。そして、富士見台。北方向は何も見えず、素通りした。

笹原の稜線 富士見台から恵那山
ササ原の稜線 富士見台から恵那山

《湯舟沢山へ》

富士見台からの下りで恵那山前山が見えているのに気付いた。ラッキー!
ササの台地に下りると池がある。何故こんな所に池があるのか分からなかったが帰宅後調べるとこんなページがヒットした。
http://www.iida-museum.org/user/mura/juso/south/seinaiji-hujimi/minamisawa.htm
そうなんだと納得する。

ササの台地を進むと露をたっぷり乗せたササが道に覆いかぶさり、早くも膝上まではベタベタ。斜面を電光型に下るようになると靴の中までベッタベタ。思い起こせば最近靴の手入れしたことがない。

ササの葉1枚に0.5ccの露が乗っているとすると・・・、下半身にシャワーを掛けている状態になった。
先のホームページで言う木馬道(きんばみち)から横川の名水を過ぎ、尾根に出ればササヤブから解放されるだろうと先を急ぐ。ところが尾根に乗ると更に状況は悪くなる。ササは背丈を越える個所もあり、帽子以外はベタベタ。

2度3度引き返そうと思いながらも、グチャグチャになった靴を引きずり、ようやく湯舟沢山に着いた。

右の峰が恵那山前山 池
右の峰が恵那山前山

前方に湯舟沢山 今来た道
前方に湯舟沢山 今来た道(富士見台は雲の中)

《南沢山へ》

ここで折り返してもササは乾いてないだろうし、時間も早いので南沢山まで行くことにした。ササの露の状況は同じようだが道が広い分濡れ方はましになった。

そして17年ぶりの南沢山山頂。以前はかなりの広さの広場だったが、今ではこじんまりした広さで休憩する気になれず早々に引き返した。

湯舟沢山から南沢山 南沢山から湯舟沢山
湯舟沢山から南沢山(一番手前、中央奥は南木曽岳) 南沢山から湯舟沢山

《戻り》

南沢山まで行き、湯舟沢山で休憩して1時間以上時間をつぶしたので多少はササも乾いただろうと嫌々ながら引き返すことにした。

一度、靴下を絞ろうと思たが面倒でそのままにする。尾根のササはだいぶ乾いていて、ササヤブに潜っても往路ほどの気持ち悪さはない。でも、小まめに足回りをチェックする。

木馬道から登りになると往路では見えなかった足元が見え、雨水の流路になっているようで土がえぐられていた。富士見台山頂直下ではガスってきた。こんなに明確な道があっても視界が100mを切ると気持ちが悪い。

木馬道 富士見台山頂直下
木馬道 富士見台山頂直下

富士見台で休憩後、山道で神坂峠の駐車場に戻った。止まっている車は僕の1台だけ。来たときに無人だった1台の人も恵那山ではなかったようだ。

《雑感》

神坂峠から南沢山まで歩いても、到底恵那山には到達できない程度の行程だ。
何時になったら以前のように登りを4・5時間連続で歩けるようになるのやら。

なお、この日の多治見の最高気温は35.6℃だったが神坂峠は22℃(12:30現在)だった。この差はすごい。 


美濃一人山名録2016>神坂峠




峠マデ 1h40m(下)
神坂峠−南沢山 6km ±745mH (+372/-373)
神坂峠−恵那山 6.2km ±1173m (+896/-277)