野多押

野多押(三等三角点) 812.0m 白川町 2016年3月31日(木) 地形図「加子母


【時間】

野多押峠 09:15
  ↓
アンテナ跡地 09:55
  ↓
御料局三角点 10:20
  ↓
野多押 11:00〜11:10
  ↓
御料局三角点 11:40
  ↓
アンテナ跡地 12:00
  ↓
野多押峠 12:35





《境界尾根を歩く》

また、山歩記さんの追っかけ。
野多押峠の石仏の横から入山した。杭設置のために雑木を切った切り口はまだ新しく、切り落とされた枝の葉は青々としている。白川町は地籍調査をよくやっていると感心する。ところが高天良神社に下る尾根を過ぎると地籍調査の杭はなくなった。

野多押峠 地籍調査の杭
野多押峠 地籍調査の杭

しかし、ナイロンヒモが続き、不愉快だがヒモ氏の後を追う格好になる。
何時もより多少少ないのは時間が経ち、小枝が折れたからだろう。また、ヒモ氏も山歩記さんの追っかけをやっていたようだ。

場所は特定できないが、この辺りから御料局の境界標石が出てきた。かなり早い時期に払い下げられたのだろう、赤いペンキの跡がない。
考えてみれば、飛騨は一国幕領なのでこの標石はずーと続くのだろうか。

そして、小高いコブのてっぺんに来た。何かを掘り出したような跡がある。見ると同軸ケーブルの切れ端があり、TVアンテナがあったようだ。
(帰宅後、山歩記さんのページを見るとテレビの共聴アンテナがあったとある。)

このコブの下りから、杭はないがピンクのテープが出てきた。

コブのテッペンの標石 ヒモとテープ
コブのテッペンの標石(3つ目) ヒモとテープ

しばらくするとピンクのテープはなくなり、尾根が北に向きを変える所には御料局三角点の標石があった。これで6つ目の標石になる。

鞍部に下り、急な登りになると帰りには必ず迷いそうな斜面になる。もちろん、ヒモ氏の後を追うことになるが、高峰のこともあり人任せにせず紙テープを付けながら、歩きやすそうなとこを登って行く。

峠から6つ目の標石 美濃一人流目印
峠から6つ目の標石 美濃一人流目印

尾根が細くなると木杭が2ヶ所、黄色い杭は峠から時々あるが「岐阜県」とある。もうぼつぼつだと思いながら進むと、危うく通り過ぎそうな所に三等三角点野多押はあった。

7つ目の標石と黄色い杭 三等三角点野多押
7つ目の標石と黄色い杭 三等三角点野多押

《その他》

境界標石の数は見落としがあると思うが7つ確認した。高天良国有林の国境の東端は高天良山山頂なので、そこから東に続いていることになる(野多押峠の西側は確認)。どこまで続くのか?
まさか飛騨国を一回りすることはないだろう。
上佐見辺りはありそうだ。でも、小野・大寺・吉田は幕領と苗木藩領が混在していたのでどうなんだろう。



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