四等三角点金毘羅山 203.3m 多治見市 2020年2月8日(土) 地形図「瀬戸」 《きょうの目的》 2019/6/21に見付けた廿原から富士林道を横切り下街道に下る道跡の確認。 下左画像の四等三角点金毘羅山の東にある木のない場所が何かを調べたい。 昨年11月から歯医者に通い、備品の『新版多治見の植物』(平成19年3月30日発行・多治見市植物の会)を見ていた。最終日の2月5日に面白い記載を見付けた。 池田町から観音寺川沿いに歩いて来て、「・・・木立の上に見える三角の岩がババサ岩です。道は鋭角に曲がり・・・」とある。という事はババサ岩は市道から見えることになり、2018/5/5のHPの記録は間違っているので、これを確認したい。(下右画像) |
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《時間》 P 11:45 ↓ 石仏 12:25 ↓ ババサ岩 13:20 ↓ P 14:05 |
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《国道19号に下る道跡》 富士林道入口前に車を置き、林道を歩き道跡に入った。道なりに進むとすぐに谷に下り、道はなくなった。どうしようもない谷を下る。谷は狭く、倒木は限りなく多い。ようやく資材置き場が見えると尾根を巻いて下ってくる道があった。登ってみたが10mも行かない内にヤブでふさがった。 と云う事は尾根道があったのだろう。でも歩ける状態でないことは間違いない。 その道もすぐに消えた。石仏までは排ガスで汚れたヤブを抜けて行った。Googleで見ると石仏には花が生けてあり、お世話されているように見えたが、花は造花で人の気配は全くない。 |
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道跡 | 石仏 |
《木の生えていない場所》 資材置き場から広い溝を渡り、四等三角点金毘羅山へ行き、東の斜面を下った。かなりの広さの草地が見え、ため池の跡だと思った。取りあえず左に行くと尾根を確認。戻って沢を行くとわずかな勾配の分水点を通過した。 すると、前方に採石場が見える、19号線だ。中山では狐につままれたが、ここでは狸に化かされ金毘羅山を一回りしていた。 |
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資材置き場から19号線を見る | 四等三角点金毘羅山 |
沢を引き返して次の沢に入った。所がここにも堰がない。この時納得した。ここはため池の跡ではなくて、凹地になっていると。 沢を下って行くと湿地になり、谷が狭くなると竹藪になり尾根越えをして富士林道に抜ける道に出合った。 |
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凹地 | 凹地 |
《ババサ岩》 道を下って市道に出合い、西を見るが何にも見えない。市道のカーブを池田の方に行くと木々の間からわずかに三角の岩の先が見えた。 富士林道に抜ける道に入り、急斜面を20mHほど登りババサ岩の北端に達したが、もちろん全貌は見えるはずもなかった。 |
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ババサ岩俯瞰画像のページへ |
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ババサ岩 | ババサ岩北端 |
《何かの遺構》 「GISぎふ」を見ると富士林道入口の西に変なものが描かれている。これは何か。 富士林道から道の跡を南下した。ブロックが積んである箇所からヤブに入ったが何もない。 15m程入るとU字溝が2列並んでいるがそれだけ。右画像は何なのか分からず、法面を下って市道に下り、車に戻った。 |
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富士林道南側の道跡 | 遺構の中のU字溝 |
《後記》 今日歩いた廿原から下街道への道がなぜあるのか。廿原から下街道の内津に抜けるなら滝坂道があり、下街道の池田町屋に行くなら廿原街道がある。内津と池田町屋の間にはあるものは・・・、金毘羅神社のみ。 この2・3日頑張って書写をしたせいかヒザが痛い。今日も痛みを感じた。座りぱなしは良くないと知っていたのに。 |
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《追記・訂正》 | |
地図、上は地理院地図 下は5万図「瀬戸村 明治24年測量 明治32年発行」 赤:下街道(国道19号) 青:廿原街道(市道422020号) 紫:廿原から金毘羅神社付近に抜ける道 茶:池田富士への参道 本文中で「凹地」とした場所は、古い地形図では池がある。 上の地図をもって、この付近の古い道筋の調査結果とする。 |
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